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あの木をめざせ [コペンハーゲン]

2011年2月12日

前日までの曇り空が嘘のように抜けるような青空。自宅前の教会も色鮮やかに見える。数日前からの天気予報がこの土曜日は晴天無風と言い続けていたから、どうしても行きたい場所があった。それはコペンハーゲンのあるシェラン島北部にある森、Jægerspris Nordskov。その中でもピンポイントの目標はKongeegen(the King Oak)という樹齢1500-2000年の木。欧州でも最も古い木の一つで、wikipediaのList of oldest treesでも世界で最も古い木リストの32番目に入っている。日本でいうところの屋久島の縄文杉のようなものか(先のリストで17番目)。「ちょっと屋久島に行って来る」なんて急にいうことはできないが、そこはデンマーク。「ちょっと行って来る」所にこの木もある。思っていたほど簡単な道のりではなかったのだが。。。

Marble church.jpg

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雪とチャーリーと僕 [コペンハーゲン]

2010年2月1日

それにしても今年のデンマークは雪が多い。そんな話題ばかりブログに書いている気もするが、嬉しいんだから仕方がない。例年のデンマークの暗くて雨の多い冬を知らないひとは、この寒く雪の多い冬をnegativeに捕らえているようだ。しかしこの3年北欧らしい冬をデンマークで体験できていない僕は、雪で明るいこの冬を、天の恵みだと思っている。チャーリーもそう思っているに違いない。

家から見える教会も真っ白。もうちょっと白くなれば写真映えするのだろうが、作った人はそんなこと考えていないだろうし、教会にしては積もりやすい形だろう。衛兵交代式の演奏がいつもより地味に感じられたのは、管楽器隊がいなかったせい。寒すぎて細かい演奏ができないから打楽器だけにしたのだろうか?チャーリーなら知っているのだろうか?

Marble church in snow.jpg Guard in snow.jpg

最近僕が週末にすることといえば、散歩。雪の上をザグザグ歩き、雪景色を楽しむ。チャーリーより僕の方が体重が重いから、しっかり雪に靴が食い込む。どのくらい食い込むか試したくなる気持が抑えられない。深いところでは15cmくらい沈んだかな。

Shoes on snow.jpg

以前、凍った湖の上を歩いた話をした。その時には雪の上からでも固い氷の上を歩いている感触があって安心できた。でも今は雪が沢山積もりすぎていて、歩いてもザクザクと雪の感触しかない。だから歩いている場所に氷がちゃんと有るのかどうか全くわからない。少し怖いが、皆歩いているから大丈夫だろうと湖を横断。チャーリーなら軽いから平気に違いない。

本当は水面と岸の間に1m位の高低差があるんだが、今では雪が積もって高低差が見えなくなってしまっている。下の写真の右下が岸、左が湖だ。

Snow lake.jpg

前回はたどりつけなかった湖中央の小島にも行ってしまった。林のようなものが小島の一角だ。冬以外にはこの小島に何百、何千という鳥がとまっている。でもこの日は一匹の鳥も見かけなかった。ところで写真中の方はチャーリーとは全く関係ない。

Island in lake.jpg

湖を横断して反対側にたどり着くと、氷が溶けているエリアがあり、白鳥や鴨や鴎がたむろしていた。溶けている範囲が狭いから、人口密度が高い。したがって写真もこんな風である。ここまで集まっていると、白鳥とはいえ、ちょっと美しくない。チャーリーもそう言うに違いない。

Swans.jpg

雪の後で空気が澄んでいるせいか、僕には夕焼けがいつもより薄い赤色になっている気がした。チャーリーにこの赤い色は見えたんだろうか?

Snow lake sunset.jpg

家に帰って少し暖まった後、急に翌日のことが気になりだした。あまりの雪の多さに、翌朝の車の雪かきが大変にならないかってこと。天気予報では朝まで雪は降らないとのことだし、夜の内に雪かきをしようとまた外に出た。車に着いて僕はびっくり。車の上がまるで雪見大福みたいになっていた。崩してしまうのが本当にもったいなかった。ちなみにこの雪の深さも約15cm。パウダースノーだったから雪かきは簡単だった。チャーリーは雪見大福って知っているのかな?

Yukimi daifuku.jpg

雪かきが終わってすぐに帰るのがもったいなかったから、ちょっとアメリエンボー宮殿に寄り道した。旗があがっていなかったから女王様は居ないようだった。宮殿広場内はしっかり除雪されていたが、除雪した雪を中央の像の周辺に置くっていうのはどうなんだろうか。。。ここは皇居ですよ、皇居。日本だったらこんなことは考えられない。そう思わないか、チャーリー?

Amalienborg snow.jpg

あ、チャーリーがこっちにやってきた。雪の上で嬉しそうにはしゃぎ回っている。そんなに速く走ったらダメだよ、チャーリー。

 

 

 

Charlie on snow.jpg

チャーリー?

 

 

チャーリーだったっけ?この犬?

妻 「そうだよ、チャーリーだよ、忘れたの?」

僕 「いや、そうじゃないんだけど、念のため確認」

僕 「ところで、この犬って、なんていう種類?」

妻 「う~ん、わからない」

僕 「ま、いっか。ブログはチャーリーで通そっと」

妻 「可愛かったね、チャーリー」

僕 「そうだね。かけずり回っていて、飼い主の人が遠くから チャーリー! って大声で叫んでいたね」

チャーリー。とある雪の休日に突如として僕の前に現れた犬。雄か雌かもわからない。

チャーリー。See you again on snow!


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赤いやつ [コペンハーゲン]

2010年1月14日

昨日からフィンランドに来ているが、積雪量がさすがにデンマークと違う。駅のプラットフォームだって積雪したまんまだ。そしてどこを見ても木が真っ白でキレイだ。やはり雪のある冬が自分は好きなんだと思う。

Platform.jpg Juhyo.jpg

4月のとあるイベントまで3ヶ月をきり、ジムでのトレーニングを加速している。今週は日月火と3日連続でジム通い。昨日からの出張がなければ5日でも6日でも連続でジム通いしていたはず。そのくらいモチベーションが高い。

冬場のジムでの自分の格好は、上下ともイチロー系ピッタリ(名前がわからん)を着て、上はそのピッタリの上にTシャツ。日本なら下に半パンをはくところだが、それをやると変な格好をしたやつと見られてしまうので、こちらではピッタリのまんま。テニスをやっているのでテニス用Tシャツは沢山持っており、好んでジムに来ていくのは紺色のadidasか真っ赤なadidasだ。

問題はその真っ赤なTシャツ。デンマークの国旗を知っているだろうか?真っ赤なベースに白の十字。正確にはscandinavian cross。デンマーク人はこの国旗が大好き。そしてスポーツのナショナルチームのユニフォームカラーは当然赤。

そろそろお判りだろうか。ジムで赤いTシャツを着ていると、すれ違いの人などが、チラっとこちらを見るのである。偶然ではない。青いTシャツを着ていても皆見向きもしないのに、赤いTシャツを来ていると何人もの人が僕をチラッと見るのである。そして、「なーんだ」という雰囲気を見せる。

もしかしてDenmark national team ウエア以外の赤いTシャツを着てはいけないという暗黙の了解って無い?だって何でもない赤いTシャツをジムで着ている人を見たことがない。ジョギングしていても見たことがない。見たことがあるのは、マラソン大会などでNational teamウエアではないのだが、赤いウエアの上に DENMARK と書かれたウエアだ。赤いウエアをデンマークで着る場合にはDENMARKと入っていなければならないのでは?そんな暗黙の了解って無い?

なんだか赤いTシャツをジムに着ていくのが怖い今日この頃である。誰か教えて。

redT small.jpg   Denmark.jpg

 


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冬の散歩 [コペンハーゲン]

2010年1月9日

1月3日から全力で仕事をしていたら、1週間で疲労がたまってしまった。昨夜は金曜だというのに20時前には寝て、今朝はまだ暗い頃に(といっても8時だったはず)起きて、もう一回寝た。起きたら12時過ぎ。外を見たら快晴。これはいかん!と急いで支度をして、妻とまず近くのスーパーへ買い物へ。その後早速散歩へ出た。

何しろ3年間まった本格的北欧の冬。雪も残っていて、耳や足が痛くなるほど寒い。その寒さは自分達が待ちに待ったモノ。これを体で感じなくてはとコペンハーゲンの街を散歩することにした。ちょっと遠くにも行くので自転車で。

まず向かったのは、近くの人工湖。自分がジョギングで周囲を回るこの湖は16世紀に出来たものだそうだ。自分が走るのは地図の一番上の湖の周りで一周2kmだ。夏のこの湖は、周りのCafeでゆっくりする人、自分のようにジョギングする人、散歩をする人などでにぎわう。そういえば秋の紅葉シーズンはとても綺麗だったのを思い出した。

Presentation1.jpg

今日この湖に到着すると、すぐさま、いつもと違う光景が目に入ってきた。水が凍っているとか、雪が積もっているという状況は十分想像できた。ところが目に入ってきたのは、人、人、人。人が湖の上で遊んでいるではないか。昨年ヘルシンキで海の上を恐る恐る歩いたのを思い出す。まさかデンマークの湖の上を歩けるとは思わず、嬉しくて嬉しくて、走って駆け寄り、躊躇せず湖の上に足を踏み入れた。

湖の上は、氷の上に雪が積もっていた。雪の上を散歩する人、雪を除いた氷の上で滑って遊ぶ人、ちょっと離れた所では手作りスケートリンクのようなものまで出来ていて皆スケート靴で滑っていた。これぞ北欧。この冬までデンマークに居られてよかったと妻と何度も言葉を交わした。

SortedamsSo Snow-1.jpg SortedamsSo Snow-3.jpg

その後に向かったのは、Rosenborg Slot。昔の王室の夏の離宮(上の地図のど真ん中)。コペンハーゲンのど真ん中にあるこの離宮には公園があって、離宮らしい木のレイアウトがなされ、広さもほどほどで、軽く散歩するにはもってこい。

青い空と白い雪の間で煉瓦色の宮殿がとても映えて見えた。

Rosenborg Slot.jpg Rosenborg-slot-2.jpg

ここまででたったの1時間半だったが、零下2、3度と思われる気温の中で体が芯まで冷えてしまった。本当はNyhavnまで足を伸ばそうと思ったのだが、ここで断念。近くのcafeに入って体を温め、帰宅した。帰宅したらちょうど階下に住むデンマーク人女性が買い物から帰ってきたところで、「とっても寒いわね~」と一言。「そうだよなあ、デンマーク人にはこれは寒いよな」と思ったのだった。

Irish Coffee.jpg


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北欧らしい冬 [コペンハーゲン]

2010年1月7日

デンマークに移り住んで3年ちょっと。4度目の冬にして初めて北欧らしい冬が訪れた。

コペンハーゲンの北緯は約55度。それは樺太の最北端とほぼ同じだから、世界地図を見るとコペンハーゲンはさぞ寒く、雪も多いのだと思ってしまう。ところが実際には温暖で雪もあまり降らない。少なくとも過去3回の冬の最低気温はマイナス2度くらいだったと記憶しているし、雪が数日積もっている状態は2回くらいしか見たことが無い。

それに比べて、同じ北欧の都市であるヘルシンキとかストックホルムは毎年冬中雪が積もっているし、気温だってマイナス10度なんて日はざらにある。正直羨ましい。北緯が高いということは冬の日照時間がとても短いし、北欧の晴天率はあまり高くないから、冬の陽の光はとても弱い。そんな中で雪が積もると、限られた陽の光を雪が反射して街を明るくしてくれる。だから冬のコペンハーゲンは他の北欧の国よりも暗い。

ところが今年のコペンハーゲンの冬は様相がちょっと違う。12月下旬から今日まで、何度となく雪が降り、日中の気温がずっと零下である日が多いので、降った雪がとけずに残っていたりする。そして嬉しいことに晴天率が高い。今年のコペンハーゲンの冬は生まれ変わったかのように生き生きとしている。

だから週末も自然と外へ出たくなる。妻も平日外へ出て、この北欧らしい冬を満喫しているようだ。

ところで今大活躍しているグッズがある。それは車用の雪かき(下の写真)。

実はこれ、2008年のクリスマスの妻からのプレゼントだ。当時は少し街から離れた新しいアパートに住んでいて地下駐車場があったから、そんなモノは要らず 「こんなの使わないよ~」とプレゼントされるなり言ってしまった記憶がある。妻曰く「会社の駐車場で使えるかもしれないでしょ」とのことだったが、「コペンじゃそんなに雪は降らないからきっと使わないよ」と返した。確か妻は「でも雪が降ってほしいから買ったの」と言った気がする。

そして今年の冬。連日の雪。そして街中に引っ越したから屋内駐車場などなく路上駐車(これコペン街中の常識で、きちんと市の許可証をもらう)。毎朝大活躍している。

改めまして、クリスマスプレゼント、ありがとうございます。

snow on the car wo number.jpg Yukikaki.jpg


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オリンピックに沸いたコペンハーゲン [コペンハーゲン]

2009年10月6日 4ヶ月ぶりの更新

先週のコペンハーゲンはオリンピック一色。理由は2016年夏季オリンピック開催地を決定するIOC総会が開催されたため。3年前の予定では、先週はすでに日本に帰任しているはずの時期。海外赴任が延長になったおかげで現地コペンハーゲンで開催地決定の瞬間に立ち会えたわけだ。といっても東京が開催地に選ばれるという歴史的瞬間には立ち会えなかったのは残念だった。ところが、別の重要なイベントに立ち会ってしまった。オリンピック開催地招致にも関係するそのイベントは。。。

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製氷 [コペンハーゲン]

2009年6月11日

5月はいい天気が続き、家の中が暑くなることもしばしばあったが、6月に入り日本の梅雨のように雨続きだ。今日などコートを羽織らないと寒いくらい。まあ、それでも体は冷たいものを欲するようになってきた。

最近はまっているのは、自分製アイスエスプレッソ。大きめの耐熱性グラスにエスプレッソを100mlほど入れ、カロリーゼロの甘味料を一粒入れて、そこに氷を6-7個入れるだけ。体も冷えるし、頭もすっきりするので、一石二鳥。ただし寝る前に飲むと、全然寝られなくなるので要注意。

ここでデンマークでは問題が生じる。それは。。。

 

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スケート [コペンハーゲン]

2008年2月3日。

1年前の冬、「いいなあ」「やりたいな」って思ってたんです。でも出張ばかりの日々だったこともあり、なかなか足が向かなかった。冬以外のこの場所は街のど真ん中の広場であり、たまに屋外展示会なんかが開かれたりしています。でも冬になると突然現れるんです。スケートリンクが!

「来年こそは!」と思ったのに、この冬も行かない日が続いていました。でもこのままでは、行かないままリンクが閉まってしまう。そして昨日今日と良い天気!これは行くしかないということで、身支度を整え、妻と2人で行ってきました。

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光と暮らすということ [コペンハーゲン]

2007年5月13日。

これまでコペンーハーゲンの秋と冬と春を経験してきました。夏を経験するのが今から楽しみで仕方ありません。それとともに、夏から秋にかけて日が短くなっていく様を見るのが恐いような、楽しみなような。。。

日本の四季は変化に富んでいるのが素晴らしいですよね。春夏秋冬それぞれの景色、気候、食材、植物の匂い、虫の声なんかがあって、四季それぞれを楽しむことができます。やっぱり日本はいいなあ、と思います。

一方、デンマークの季節の変化はとにかく極端です。この場合変化に富んでいるとうより、変化が大きい。

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Politiの洗礼 [コペンハーゲン]

2007年5月12日。

警察と聞くと、ちょっと緊張しませんか?え、僕だけ?

デンマークでは警察のことをPolitiと綴ります。ちなみにPoliceっていう言葉もあって、これはPolicyです。一度forsikringspoliceという手紙が家に来まして、翌日デンマーク人から「保険会社から送られてきたInsurance policyだよ」と教えられるまで、「もしかしてスピード違反とかの通知が来たんじゃないか?」と、ちょっとビビッていました。その後に本物が来るとも知らず。。。

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