製氷 [コペンハーゲン]
2009年6月11日
5月はいい天気が続き、家の中が暑くなることもしばしばあったが、6月に入り日本の梅雨のように雨続きだ。今日などコートを羽織らないと寒いくらい。まあ、それでも体は冷たいものを欲するようになってきた。
最近はまっているのは、自分製アイスエスプレッソ。大きめの耐熱性グラスにエスプレッソを100mlほど入れ、カロリーゼロの甘味料を一粒入れて、そこに氷を6-7個入れるだけ。体も冷えるし、頭もすっきりするので、一石二鳥。ただし寝る前に飲むと、全然寝られなくなるので要注意。
ここでデンマークでは問題が生じる。それは。。。
氷だ。
日本の皆様の冷蔵庫にはたっぷりと氷が入っていることだろう。ところが、こちらデンマークのノーマルな冷蔵庫はそもそもその容量も小さいのだが、製氷スペースが異常に小さい。もちろん冷凍庫の大きめのスペースはあるのだが、ほかのものですぐに埋まってしまう。だから、小さくても製氷スペースを使うしかない。いわゆる製氷トレーが2-3個はいる程度で、作った氷を保管するスペースなんてなし。だから製氷トレーの分だけしか氷がない。自動製氷器付き冷蔵庫なんて未来物語だ。
デンマークの夏は短いし、暑くても湿気がほとんどないので、あまり氷を使うことは無いのだろうが、最近アイスエスプレッソを作りはじめてから、急に氷の需要が高まってきた。
今のところ、製氷トレー2個分でなんとかやりくりしているが、あるものの存在を思い出した。I氏宅で見せてもらったコレ。実はこのパッケージの存在は、赴任した2006年から気づいていた。ただ、なぜか意識しておらず、何者かを考えることをしなかったシロモノだ。
話の流れからこれが何かは皆さんにはわかるだろう。
これは製氷袋なのだ。
これなら、肉を入れているような大きめスペースの冷凍庫でも氷が作れて保管できるというわけ。僕のように困っている人がいるからできた製品なのかもしれない。
これが氷の作り方。デンマーク語が読めなくても、図解でだいたいわかると思う。
へえ~っておもったのが、ちゃんと逆止構造になっているのだ。水を入れた後に逆さにしても水が落ちてこないので、逆さにすることで、水が内部に均等に行き渡る仕組みになっている(と自分は理解している)。
ほら、水が落ちてこない。
冷凍庫に5時間入れたあとの様子。しっかり固まっています。
この後、もう一回関心します。袋を上下とか左右にひっぱると、内側の弱い壁構造が破れて。。。
ふつうのビニル袋と化し、氷の保存袋になるのですよ。
いやはや、便利なものがあるものです。
でも日本人としては、こんなものに数円でも払いたくないような。エコ観点でもこれを買っちゃいけないよね、きっと。やっぱり、製氷トレーで氷を作ることにします。
あ、そうそう、この製氷袋で作った氷は形がバラバラで格好悪いんですよ。だからウイスキーのロックなんかには絶対に使えない。
製氷ひとつとっても、文化の違いっていうのは大きいわけです。
最近 こっちでもようやく氷マシーンが外付けのタイプが出てきたようですが ちゃんとした氷が作れないようです。
ロック用アイス INCOで買えますよ!笑
が業務用なのでかなり大きいですが・・・
by SHO (2009-06-13 02:50)
SHOさん
冷蔵庫にしろ、洗濯機にしろ、白物家電はやっぱり日本が一番だと思いますよ。まあデザインは欧州にはまったく敵いませんがね。
INCO! とにかくINCOですね。リングイネを買わなければ!
by UD (2009-06-13 09:18)