SSブログ
考えごと ブログトップ
前の10件 | -

正しい情報 [考えごと]

2011年4月2日

3月11日の東北地方太平洋沖地震から3週間が経ちました。未だに不明者の数が1万人を超えたまま。福島原発問題はいつ収束するのか時間軸が見えません。被災地範囲は広く避難されている方々の数も大きく、復旧の目指す形はまだまだ定かではありません。直接被災と計画停電による経済活動への影響は日増しに大きくなり、世界規模での経済ダメージが広がりつつあります。政治が機能することにももちろん期待したいですし、他者からの支援にも期待したいですが、日本と世界で大小のダメージを受けている一人一人がこの状況を克服しようとする一つ一つの強い意志が前へ進む原動力です。がんばりましょう。

地震直後から日本のテレビをできるだけ観るようにして、日本の皆様とできるだけ同じ情報を得るようにするとともに、webでは日本発信情報と海外発信情報ををチェックしています。その中で気になるのは、福島原発に関連する情報。今さらではありますが、正しい情報と真実は異なるのだ、ということを痛感しました。正しい情報は何種類もありますが、真実は一つしかありません。

続きを読む


nice!(1)  コメント(1) 

そして決断 [考えごと]

2011年3月29日

東北地方太平洋沖地震で命を失った方の数が日に日に増えています。生きることを許されている自分は、一日一日を無駄にせず生きていかなければならないのだと思います。

2005年11月に「決断」という記事を書きました。今も働いている海外赴任先に組織をゼロから立ち上げていくチャレンジや、帰任するときに日本側に自分の居場所が無くなっているかもしれないリスクを考え、悩んだ末に海外赴任オファーを受けることを決断したのでした。

あれから5年半、海外赴任から4年半が経ちました。

続きを読む


nice!(1)  コメント(3) 

海外在住日本人にもできること [考えごと]

2011年3月27日

東北地方太平洋沖地震で被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

3月11日から時間が許せば日本のテレビを観て、webでニュースをチェックしています。日本のことが心配でなりません。遠くデンマークの地にいる自分達には心配すること、祈ること、義捐金を出すことしかできないと思っていました。しかし昨日、自分にもできることがもう一つあることに気づきました。

続きを読む


nice!(3)  コメント(1) 

40歳を超えて戦い続けるということ [考えごと]

2011年1月18日午前2時前

そろそろ寝ようかと思いつつテレビをつけてしまった。Eurosportで全豪テニスオープンをやっているのはもちろん知っていたが、まさか伊達公子選手の試合をライブでやっているとは思わなかった。40歳の彼女が第12シードの選手と戦っている試合を見ずに寝る選択肢など考えられず、試合終了までテレビ観戦することに決めた。そしてついでにブログを書くことにした。ちょうど今、残念ながら第1セットを4-6で落としたところだ。

録りためていた「情熱大陸」や「プロフェッショナル 仕事の流儀」を年末年始に観たのだが、印象的だったのは40歳前後で世界の第一線や日本の第一線にたつスポーツ選手の姿だ。

続きを読む


nice!(3)  コメント(2) 

エスプレッソメーカーに思う [考えごと]

我が家のエスプレッソメーカーも4年目。故障が多く、実際に使ったのは1年半に満たないはず。故障が悪いだけではなく、故障すると放置していたことが理由。

最初の故障時は確か3ヶ月くらい放置していた。1年過ぎていたので有償修理だと考えており、物価のバカ高いデンマークではいくら取られるか判らないと思っていた。ところがいざ持っていってみると、デンマークの電化製品は2年保証であることがわかり、無償修理。「だったら早く持っていけばよかった」と妻と後悔したのを覚えている。

昨年の故障後は11ヶ月も放置していた。ミル(グラインダー)が回らず何かが詰まっているような異音を発する。今度は無償修理期間は過ぎていたから、修理費用がかかる。費用を出すならNespressoを買った方がいいのでは?Nespressoに気に入ったデザインのものも出始めていて「Nespressoを買いなさい」というサインか?とも思った。だがいつ帰任になるかわからないので電圧規格の違うものを買いたくないし(電圧ユニットを簡単に交換可能という噂もあるが。。。)、エスプレッソ好きの自分としてはコーヒー豆も挽き方も自由に選べないNespressoに手を染めることに抵抗感があった。それから何となく自分で修理できる気もしていた。そんなことを考えていたら、修理をしないまま11ヶ月が経ってしまった。

続きを読む


nice!(0)  コメント(0) 

書き初め [考えごと]

2011年元旦、友人H氏と我々夫婦で小さい新年会を持った。妻の作ったおせち料理と自分が作ったお雑煮、日本出張の際に購入してきた日本酒など。デンマークでこうした和食を作ることは材料入手や水の違い(デンマークはかなり硬水)で難しいのだが、苦労して自分達で正月料理を作り、それを口に入れて元旦に心を新たにすることができ、今年も良いスタートを切れたと思う。

続きを読む


nice!(4)  コメント(2) 

3D [考えごと]

2010年3月8日

今日米国アカデミー賞授賞式がありましたね。自分はてっきりAvatarが作品賞を取るものと思っていたのですが、The Hurt Lockerが作品賞、監督賞他計6部門で受賞するという結果に。自分はHurt Lockerを観ていないので比較できませんし、アカデミー賞の選考基準を把握しているわけでもないのですが、Avatarを映画館で観た後にアカデミー賞作品賞はこれで決まりだと思っていました。Avatarは映画を全く異なる世界に導いたepoch-makingといえる作品でしょう。アカデミー作品賞を取らなくとも、その事実は揺るぎないものになっていると思います。

Avatarの凄さは、物語の設定やストーリーもさることながら、やはり3D映像。3Dテレビが家庭に入っていくこの3D元年にこの映画が公開されたのは決して偶然ではないでしょう。3D映画、3Dテレビ、3D映像コンテンツ、3Dカメラ、その他関連製品など、3Dトータルのビジネス規模は想像を絶するほど莫大ですが、本当に3Dビジネスが発展していくのかは実は疑問のあるところ。そこへAvatarのような娯楽作品を導入して人々の導火線に火をつければ、あとは3Dの世界が爆発的に広がるのみ。3D映像コンテンツや3D機器に関係するビジネスに従事している人は、Avatarの出現に感謝しているのではないでしょうか。

しかし本当に3Dは簡単に広がっていくのでしょうか?Avatarを観た皆さんは少なからず、目や頭に違和感を覚えたはず。右目と左目が見る映像を投射映像と3D眼鏡がコントロールしていて、視覚神経系のコントロールを妨害しているわけですから(ちょっと乱暴な言い方かも)、疲れや違和感が出るのは当たり前。映画であれば年に数回か十数回観る程度でしょうから問題ないと言えるかもしれません。しかしこれが日常生活のTV放送やゲーム機器に導入されてしまったら、3D映像を見る時間が飛躍的に増えるはずです。そのときに人間の健康に本当に害が無いのか、そもそもそんな違和感を感じる映像が一般に受け入れられるのか。仮に2Dと3Dを機器側で切り替えられるようになったとして、3Dを毎日数時間、皆が観たがるか。疑問はつきません。そしてこのことの問題解決無くして3Dの発展は意外に大きくならないのではないでしょうか。

なんだか3Dに懐疑的なトーンになってしまいましたが、実は応援しています。仕事柄15年位前から3D映像は目にしていて、目の疲れや頭痛のある画像を見るたびに、「この技術はモノにならない」と決めつけていました。しかし昨今の3D映画、3Dカメラ、3Dディスプレイを観ると、ずいぶんとその苦痛が和らいぎ、逆に「おっ、いいね」と言ってしまう自分がいます。3D技術は現在の技術進歩には珍しく、一歩一歩ゆっくりと進化して来た技術で、ここへ来てようやく花開こうとしているのだと思います。ただし花開く時期を間違えるとすぐに散ってしまう。是非とも花開くべき時に開花してほしいと思っています。そして、課題解決のところにビジネスチャンスも転がっているのだと思います。

ところで、皆さんはAvatarの3D眼鏡に種類があるのを知っていますか?自分がデンマークで観た映画館ではRealID方式の眼鏡でした。この他にIMAX3D方式、Dolby3D方式、XpanD方式があるようで、順に円偏光方式、直線偏光方式、カラーフィルター方式、液晶アクティヴシャッター方式(以上正式な名称ではなく原理から想像して書いているだけです)。それぞれに長所短所があるようで賛否様々です。まさか4種類の映画館で試したい人はそうそう居ないと思いますが、自分は機会さえあればIMAX3D方式は観てみたいと思っています。AvatarはIMAX3D方式のカメラで撮影されたらしいですよ。


nice!(1)  コメント(0) 

年賀状に込める気持(3) [考えごと]

2010年1月5日

毎年恒例になってしまったこの題名 「年賀状に込める気持」。

自分の流儀は「年賀状は前年に書かずに元旦に書き、元旦の気持を込める」 だ。

先の記事に書いたように、この流儀の問題は、相手に年賀状が到着するのが遅くなるということだ。しかも今は欧州に住んでいるので、日本に到着するのは賀状の送り先の方々の正月気分が抜けきった頃。それでも自分の流儀を貫いてきた。

今年はこの流儀に磨きをかけることにした。年賀状に使う写真も元旦撮影のものにして、全ての情報に年賀の気持を込める。ところがこの方法だと、賀状準備の時間がよりかかるため、発送が遅れ、到着がさらに遅くなるという問題があった。

そこで今年は、年賀状をパソコンで作り、その画像をe-mailに添付した上で、e-mail本文に個人向けメッセージを添えることにした。この方法には多くのメリットがあった。

まず早く到着する。ここ数年自分の年賀状が日本に到着するのは早くて1月7日位だったはず。今年は1月3日~4日に到着させることができた。年賀の気持を込めた上で正月の間に年賀状が届く。これは理想型であり、最大のメリットだ。

また多くの人に送ることができる。賀状を手書きで書いたり印刷するのは予想以上に時間のかかるもの。はがき代や切手代だって馬鹿にならず、「今年は70枚にしよう」と、枚数を制限することになる。ところがe-mailで送るとなると、メッセージをタイプする時間を除けば他の時間は大したものではないし、コストはゼロに近い。結果例年の倍の人に賀状を送ることができた。デメリットはe-mail addressを知らない人には送れないことで来年への教訓にしたい。

そして予期せぬメリットもあった。返信で年賀e-mailを送ってくれる人が非常に多くいたということだ。中には自分と同様に年賀状画像を添付してくれる人もいた。海外に来てからは返事という形での年賀状はほとんど頂けていなかったのに、e-mailベースだと多くの人から頂ける。年賀状到着が早いことと、気軽さが功を奏しているのだと思う。多くの人から年賀状を頂けるというのは、それは純粋に嬉しいものだ。

今のところ、この方法がベストな年賀状なのではないかと思っている。来年もこの方法でいきたい。

ところで一つ気づいたことがある。このe-mail年賀状は欧州時間夜、すなわち日本時間早朝に送ったのだが、日本時間午前7時前には返信をくれた人たちが4人いた。興味深いことに、4人中3人が会社の社長さんだ。やはり社長さんというのは朝早くから仕事をするものなのである。

今年の年賀状の背景に使ったのは下の写真。1月3日に家の目の前の教会近くで撮影した。右下の人物の上に夫婦の写真を被せて住所も記した。1月1日に撮影すれば衛兵の制服が年で1回唯一赤かったそうで、来年は1月1日に撮影しようと思う。またその方が新年の気持をもって写真撮影できるはず。

最後になりましたが、皆様明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

R0017116.jpg


nice!(1)  コメント(3) 

英語の街 [考えごと]

2009年6月12日

一日休暇を取ってロンドンにやってきた。

今週始まった地下鉄のストライキはちょうど終わったようだが、さすがに古い地下鉄。至るところで工事をやっている。そして一ゾーンの片道の運賃が4GBP。1年前のレートだと800円。いやはや何とも。。。ロンドンの地下鉄って、本当にTUBEだよな。

Tube strike.jpg Tube.jpg

久々にロンドンにやってきて、切実に感じたこと。それは

 

続きを読む


nice!(1)  コメント(0) 

行くべき? [考えごと]

2009年5月3日

数週間続いた晴天もいよいよ終了なのか、どんより曇っている。来週の天気予報は雨続き。たまには水分補給も必要だが、1週間後にはまた青空に戻ることを祈っている。

さて、約10日前のこと。I氏、O氏とコペンハーゲン市内のBrew Pubという最近よくいくビールパブ&レストランで夕食をとったのだが、早々に2日後の夕食を外食しよういう話で盛り上がった。なぜ盛り上がったかというと、I氏が行きたいと一番に挙げた店に有名な寿司屋が入っていたから。しかも有名といってもネガティヴな意味で有名なのだ。実はI氏もO氏も自分も一度も訪問したことが無いのだが、周りの人の噂を聞くととても行く気が起きないような店なのだ。大多数の噂は「接客がひどすぎる」というもの。食べずに出てきた人もいるらしい。そこまで聞いてしまうと、お金を使ってまで行く気がしないのが人の心。

ところが、I氏と自分には変な自信があった。I氏とそこまで密なコミュニケーションをとった訳ではないが、おそらく自分と同じ気持ちを抱いていたんだと思う。

「自分達は絶対に大丈夫」。

続きを読む


nice!(0)  コメント(4) 
前の10件 | - 考えごと ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。