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デンマークテニスで「初」三昧 [テニス]

2009年5月17日

いやあ、昨日のMadrid Open Tennis準決勝のNadal vs Djokovicはすごかった。日本では放送があったのだろうか?ファイナルセットはテレビに食いついて観ました。4時間を超える試合で、最後までファインショットを打ち続けるトップアスリートとしての彼らには本当に脱帽です。最近買ったUSのテニス雑誌のトレーナーのコメントで、「今のトップ選手がトーナメントで勝利するには、フィジカルを高いレベルに保ち、試合の最後の最後まで理想的なフォームで打ち続けることが必要」とありました。この2人を見ていると納得です。

スペインでの試合でしたから、Nadalにとってはホーム、そしてDjokovicにとってはアウェーといったところですが、この試合は観客が本当に盛り上がっていて、ファイナルセット終盤はサッカー場のような雰囲気になっていました。ポイントとポイントの間に「ラーファー、ラーファー」や「オーレー、オレ、オレ、オレー」といったコールが会場にこだましていたのです。その場にいたらきっとスペクタクルな雰囲気だったのでしょうね。あの声援がなかったら、何回もマッチポイントを握っていたDjokovicが勝っていたかもしれません。

そして、このブログを書く前に、録画で決勝を観ました。Federerの強いこと。完全復活? 2、3年前のようなショットと体のキレをみたような気がしました。一方のNadalは準決勝から体のキレが悪いように見え、イージーなunforced errorも多かったようです。FedererがNadalに勝のを観たのは久しぶりです。全仏が楽しみになってきました。

さて、本題は自分のテニスです。とうとうデンマークでテニス本格開始です。ええ、練習は昨年からするようになったのですが、2年半経って、ようやく実現したのです。それは。。。

デンマークで初のテニストーナメント参加!

とうとう出場してしまったのです。デンマークの草トーナメント(草トー)。草トーってテニス用語なのかな?一般人がでるようなオープンの大会を草トーといいます。レベルはピンキリ。初心者が出る大会からプロレベルが出るような大会まで。

今回出場したのはKB Klubというコペンハーゲンでも由緒正しきテニスクラブの大会です。デビスカップが開催されたり、数年前まではATPの大会が開催されたりしていたビッグクラブの大会。今回は初めてということもあり、4階級あるうちの一番下の階級のダブルスに参加。一番上の階級のシングルスをみていたら、日本でいえば実業団日本リーグレベルだったので、一番下を選択したのは正解だったかも。しかも2番目から上の階級はデンマークランキングのポイントもつくレベルだったらしい。なんと。。。

結果の方ですが。。。初の大会参加だというのに色々とありました。

(1) まず試合開始が17時以降。自分の試合開始は19時以降。日本で19時以降に試合に入ったことなんて一回もありません。これはある意味「初」体験でした。

(2) 1回戦の日はものすごい強風。コペンハーゲンって風が強い日が多いのですが、この日は突風並。これが練習日だったら絶対中止するような強風の中で試合をしました。おかげてフォームがグチャグチャに。前日の雨の影響でアンツーカに凸凹もあり。。。相手のレベル的にはサクッと勝たなければならない相手だったのですが、ファイナルセットまで行ってしまいました。結果は6-2, 3-6, 6-2。デンマークテニストーナメント初勝利となったのでした!下の写真がその初勝利の証拠。デンマークに小さな小さな足跡を残しました。あれ?スコア間違ってる。。。足跡が。。。

First Danish Tennis_draw.jpg

(3) 初体験といえば、皆さんデンマーク人ですから、試合中のコールはすべてデンマーク語です。自分はまったく話せませんので、理解できません、はい。パートナーのY君は日本人ですが、デンマーク語ペラペラですので、ほとんどのことは彼にやってもらいました。ありがとうY君。っていうか、このトーナメントに出られたのはY君のおかげであり、すべて彼のアレンジなのです。本当にありがとうございました。 風が強かったのでサービスのトスのやり直しをすることが多く、このときには、ちゃんとデンマーク語で"Undskyld"っていいましたよ。通じていたかどうかはわからない。

(4) 2回戦は棄権寸前。理由は書きませんが、18時半試合開始なのに、会場に着いたのが19時45分。自分だけ遅刻です。遅刻することが17時半にはわかっていたのでY君に連絡。Y君が駄目もとで相手とトーナメント事務局に相談してくれたら待ってくれることに! なんと! 日本だったら絶対待ってくれません。10分もすぎたら自動的に棄権ですね。試合開始に75分も遅れたのに試合ができたのは、これも「初」!

(5) 散々待たせてしまったものですから、ストレッチも準備運動も何もせずに、アップへ。アップも簡単に済ませて試合突入。僕以外の人はしっかり準備できている模様(そりゃ仕方ない)。ところが、1ゲーム目で相手のパッシングショットに飛びつきボレーをした瞬間、うっ! 右足ふくらはぎを軽くつってしまったのです。デンマーク初のこむら返り。1セット目はこの痛みがとれず、動きが遅くなり、ミスも多く、簡単にセットを取られてしまいました。2セット目に入って足も暖まり調子を取り戻して4ゲーム連取するのですが、なんとY君まで足をつってしまった模様。相手チームはミスも少なく自分の得意ショットをうまく使ってくる人達で、徐々に追い上げられ、6ゲーム連取されて2セット目もとられ、負けてしまいました。棄権にならなかったのは良かったのですが、怪我で実力を出せずに終わったので、なんとも悔しい負け方でした。。。。 デンマーク初の公式戦敗退!

何もかもが初の大会でした。悔しい負け方をしたけれども、しっかりデンマークに足跡を残した気分です。こんなに早くデンマークの草トーナメントに出られるなんて思っておらず、Y君には本当に感謝です。そしておかげさまで、2009年初頭の目標である「デンマークのテニス草トーナメントに参加」をクリアしました。よし!

そして一つ思ったこと。テニス(ほかのスポーツもですが)は世界の共通言語なんだ、と。日本で身に付いたすべてのテニスの作法(アップの仕方、試合中のマナーなど)がすべて通じるのです。あたり前かもしれませんが、これは嬉しかった。

来週はクラブ対抗戦でとうとうシングルスデビューです。初の公式団体戦。初の公式戦シングルスです。これからもテニスでは色々な「初」がありそうで、ワクワクしています。

そして2010年の目標が早くもできました。「デンマークテニスランキング取得」。ちょっと難しそうだけど、がんばります。

First Danish Tennis_KB klub.jpg 1日目の風景。寒かった。。。そう欧州はアンツーカが多いのですよ。


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Yutaka

こんにちは。
おじさんテニスのYです。
これから週2-3でテニスができると思うので、少しは若々しくなるでしょう!
球出し練習よろしくお願いします。

昨日の夜中少しだけNadal-Federer 戦を見ましたが、Federer が何か吹っ切れた感じで、アドサイドに来た球を思いきり回り込んでフォアでダウンザラインを打ってましたね。あれが入ればNadal にも勝てるのかと。

ただ、Nadal もフレンチでは身体の切れを戻してくるでしょうし、そう簡単に回り込める球が来るかはわかりませんね。

僕はNadal 派です。バモス!
by Yutaka (2009-05-18 16:35) 

boribori

おめでとうございます!デンマーク初試合&初勝利!

テニスは世界共通言語と改めて感じたとのこと、その嬉しさ、解ります。
世界のどこに行っても、同じコートと同じルールの下で、どこの国籍の人とも同じように楽しめるのって、ちょっとした感動ですよね。

by boribori (2009-05-19 01:14) 

UD

Y君
「おじさんテニス」? また誰がそんなことを言ったのでしょう。きっと酔っぱらった日本人のおじさんが言ったに違いない。。。すみません、私です。また球だし練やりましょう。週一でも球だし練やると、そうとう上達すると思う。
Federerの回り込んでのフォア逆クロスは切れがありましたね。あれ僕も打ちたいな。

Boriboriさん
コメント頂けると思っていました! ありがとうございます。 今年はかなりテニスに気合いを入れていますよ。 今夏こそは! ですね。待っていてください。
by UD (2009-05-19 05:46) 

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