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年末年始の食 [食]

あけましておめでとうございます。
皆さんにとって幸多き1年になるといいですね。

さてさて自分は1月6日現在まだ冬休み中です。12/23からの18連休。そろそろ頭がぼーっとしてきました。昨年冬から更新の少ないブログを書いて、頭を活性化しようと思います。

年末年始といえば飲み食い。飲んで食って寝て、起きて食って飲んで食って寝て、の繰り返し。毎年こんなことはやめようと思っていても、「年末年始くらい」と自分を甘やかし、ついつい食べたり飲んだりしてしまう季節です。そんなわけで、後で振り返られるように、今年の年末年始に何を食べていたのか記録しておこうと思います(このブログ長いです)。

12月22日(木)18連休の前の日。「やけ酒ブルゴーニュ」
 イライラすることがあり、五反田駅着が24時近くだったのだが、「絶対飲む!」と決心。ふと頭に浮かんだ飲んべえYさんにメールを打ち、自宅からわざわざ出てきてもらう。白金のMAURESQUEへ。残念ながらキッチンはクローズしていた。24時半なんだから当たり前か。奮発してPommardの1988を頂く。良いブルゴーニュは果実味があるのにキレイで暖かく、余韻が長い。このワインは果実味と暖かみがあった。Yさん、つき合ってくれて、延々話を聞いてくれて本当にありがとう。

12月23日(金)18連休初日「Nothing」
 前の日に朝帰りだったので、ずっと寝ている。18連休初日だから、ま、いいか。で食事は。。。ん?1日何も食べていない気がする。

12月24日(土)クリスマスイヴ「クリスマスは難しい」
 都内の某フレンチでディナー。年に2回は利用する信頼のできるレストランなのだが、この日はご多分に漏れず2ラウンド制で完全FIXメニューのみ。値段も高め。1R目だと定刻に追い出されるので2R目を予約しゆっくり食事。完全FIXメニューだし、シェフのスペシャリテは食べられないし、で美味しいことは美味しいのだが、なんとなく欲求不満気味。12月27日のフレンチでも経験したのだが最初に渡されるワインリストが貧弱すぎ。30種類位と数も少ないが内容も薄い。このレストランの普段のワインリストが素晴らしいのは知っているので、それとなく「普段のワインリストは今日は見せて頂けないんですか?」って聞いてしまったら「では、こっそりと」と持ってきてくれた。でワインは所望のものを頂けた(勝手を言ってすみません)。

 クリスマスのレストランって食事にしてもワインリストにしてもサービスにしても普段よりパフォーマンスが貧弱になるので、レストランを楽しみたいなら行かない方が賢明ですね。でも行ってしまうんだよなあ。。。やっぱりクリスマスだからかな。そうやって需要があるからレストラン側もパフォーマンスを下げることになる方法を取ってしまうんだよなあ。。。悪循環だ。。。

な~んとなく欲求不満気味だったので、23時頃に渋谷のワインバーChinoisへ。ちょうど最も良い席のみが空いていてラッキー!Chinois渋谷はもう常連になってしまっているので行きやすい。お店のGさんもYさんも相変わらず元気そうだしお店も相変わらず繁盛しているようでgood。グラス用に開いているワインをいくつか頂いたあと、Chateau d'Yquemを頂く。96だったかな。さすがにイケムは素晴らしい。上品なのに濃厚な甘みの中にあれだけの複雑味があるのは数ある貴腐ワインの中でもイケムだけだと思う。そしてイケムといえば、1900年代でのグレートビンテージの一つが1967年。そう僕の生まれ年。1967年は欧州はどこも雨続きで不作のワイン年なのだが、イケムだけは最高の出来だったのです。いつの日か飲んでみたい。イケムであれば、おそらく40年経った今はまだまだピークのはず。

12月25日(日)クリスマス
 前の日フレンチだったので今日は和食にしようということで、家ですき焼き。
節約心から高級肉200gと普通肉200gを買ったのですが、これが間違えその1。そして「美味しものは後で。。。」と普通肉から食べ始めたのが間違えその2。そして普通肉を食べているときに、「ん?なんか足りない気がする」と豆腐やら春菊やらお麩やらご飯やらをパクパク食べたのが間違えその3。そして終盤にいよいよ高級肉を1枚に口にすると。。。

「う、う、う、うまひ~ほっぺが落ちるう~」

よし、食うぞ!と思った瞬間。あることに気づいたのです。

「お腹がもういっぱいだあ~!」

せっかくの美味しい肉が食べられるというのに、全く箸が進まないのです。なんとか平らげたものの、その美味しさを堪能できずに終了。その後、年内は肉を見るのも嫌になりました。

すきやき!

12月26日(月)「あれ?」
あれ?何を食べたのか全く思い出せない。あれ?正月ボケか、はたまた歳なのか。。。

12月27日(火)自分の誕生日。 「横浜にて」
 横浜のフレンチでディナー。自分なら予約しない系統のフレンチだったので、興味津々。日本人好みの味に料理されていて重くもないので食べやすい。この後のメインインベント前にさくっと食べなければならなかったので、ちょうど良かった。ご馳走になったのでコメントは省略。

12月28日(水)「自宅でご飯」
「普通のご飯」が恋しくなり、家で筑前煮とご飯とおみそ汁。美味しいおみそ汁とご飯があれば何も要らないですね。

12月29日(木)「驚きのある美味しさ」
夜に広尾の「ACCA」へ。もう何年も前から行こう行こうと思っていて行けなかったリストランテです。素晴らしい素材を活かしきる繊細なイタリアンと伝え聞いていましたが、本当に素晴らしかった。「完璧な」ディナーでした。普通完璧ということは無いはずですが、ACCAの料理を頂くと、「完璧」っていうことが存在するのか、と感心します。あ、でも100点でなく99点だった。鮑のパスタのイタリアンパセリの量はもう少し抑えた方が鮑の香りを存分に楽しめるのでいいと思ったのでした。ゴメンナサイ林シェフ。それにしてもフォアグラとソルベを一さじのスプーンで頂いたときの我々の顔はすごかっただろうな。「驚きのある美味しさ」っていう表現がピッタリでした。

12月30日(金)「近所のおでん屋」
うちの近所には、徒歩3分以内に楽しい店が結構あります。今回紹介するおでん屋、1階がカウンターで2階が宴会場!のフレンチ、都内でも有名なジンギスカン焼肉、有名なシェフを何人も輩出しているイタリアンなど。さて今回のおでん屋は05年の夏にオープン。「なんで夏にオープン?」って思っていてずっと行っていなかったのですが、この日初めてのれんをくぐりました。最初は難しい顔のおじさんがやっているのかと思いきや、20代前半のオーナー兼マスターが一人でやっている、とっても楽しいおでん屋でした。しかもネタが全部100円!焼酎を頼めばグラスなみなみ!頼んでいないお漬物や乾物を持ってきてくれる!おでんを運ぶたびに楽しい会話!とっても楽しいお店でした。こんな店が歩いて1分以内になるなんて幸せ。こんどまた行きます。でも今度は早い時間に行かないと。だってこの日は22時頃に行ったので大根が売れ切れだったんです。

あ、夏にオープンしたのは、「お店の立ち上げ時に繁盛すると1人でやるお店なので対応しきれないから」だそう。なるほどね。

おでん屋さんの店内

2005年12月31日(土)「年越し蕎麦っていつ食べる?」
いつからか31日は「ふぐ」と決まってます。ふぐで有名な山口ではふぐのことを「ふく」と呼んで、「福」が来るように、と年末年始に食べることが多いみたい。この日は実家の山口からふぐさし、ふぐのたたき、ふぐ皮、ふぐちり用のあら、唐揚げ用のふぐ肉を送ってもらいました。27年前に両親が山口に移り住んでからというもの、沢山ふぐを食べてきたのでもう有難みはありません。しかし、ふぐさしを5切れくらいガバッと箸で掴んでポン酢につけて食べる快感はいつ味わっても楽しいし、ふぐちりの後の雑炊はいつ食べても絶品です。自分の一番好きなのはふぐ皮。来客時にはお客さんに皮を出すのが礼儀なのだそう(父親談)。その位美味しいのがふぐ皮です。

来年も福が訪れますように!

で、Happy New Year!

年越し蕎麦を食べた後、シャンパンを開けました。窓を開けて目の前の団地内公園めがけてコルクを飛ばしました。快感だった。

あ、皆さん年越し蕎麦っていつ食べます?これまでの伝聞情報では、7割方の人が年明け前に、2割くらいが年越しながら、1割が年越し直後です。UD家はずっと年越し直後です。もう慣れちゃっているので、「あけましておめでとうございます」って言ってからじゃないと年越し蕎麦が食べられない体になってしまっています。

ふぐさしとたたき

ふぐちり

2006年1月1日(日)「おせち」
正月といえば「おせち」ですね。今年は手間をかけたくないのでぜ~んぶ買ったもので済ませちゃいました。って、独り暮らしの人がおせちを作るのかって?ええ、UDは数品は作るんですよ。はい。

今年は料亭「菊乃井」さんで色々買いました。高いなりのことはあって黒豆などは絶品でした。おせちで嫌いなものは無いのですが、唯一、栗きんとんだけはなんとなく箸が向きません。ところが今年、その箸を向けることになる栗きんとんがようやく現れました。築地江戸一さんの栗きんとん(写真)。その甘さと栗の味の上品さと言ったら。。。もう。あっという間に無くなりました。嫌いだったり好きでない食べ物は美味しいものを食べていないからだ、というのは持論ですが、自分にとっての栗きんとんも、まさに美味しいものを食べていなかったからのようです。きっと、もっと美味しい栗きんとんが世の中にはあるんだろうな。来年の正月にはもっと美味しい栗きんとん探します。

あ、今年の雑煮の出汁は自分でも初めて90点をあげられる出来でした。鰹節の入れる温度、みりん&薄口醤油の配分がようやく自分の中で確定できた感じです。

上品!

ちょっと簡素な雑煮。

2006年1月2日(月)「おでんagain!」
年末、近所のおでん屋さんで大根が食べられなかったので、好きなおでんネタをお腹いっぱい食べよう企画を自宅で実施。自分の好きなネタは、大根、たまご、ちくわぶ、しらたきです。大根旨かった!

 2006年1月3日(火)「残り物」
昨日のおでんが結構余っていたので、ご飯炊いて、白味噌汁作って、おでんをつっつきながら夕食。しかし1日経ったおでんの旨いこと!

2006年1月4日(水)「ふぐちりagain!」
この日から実家の山口へ。実家に帰るのは2年半ぶり。正月に実家に帰るのはおそらく5年降りです。覚えていない位帰っていないということ。かなりの親不孝者です。

で、この日はふぐちり。またか!と思ったのですが、毎年年末に某魚屋からと~っても美味しいふぐを取り寄せるのが恒例になっていて、そのあらが残っている、というのでまた食べました。本当に旨かった。ここのふぐ刺しは激旨なんですが、年末にうちに送ってもらったのはそこのものでは無かったので、ちょいとふぐの味が薄めだったのです。ああ、超美味なふぐ刺しも食べたかったなあ。。。

2006年1月5日(木)「家庭の天ぷら」
家で天ぷらを食べるなんて10年以上していない。都内では天ぷら屋に行ってしまうし、家で天ぷらをするのはちょっと面倒だし。でも年末に家でそろそろ天ぷらしようかな。。。って考えていたのでした。そうしたら、実家でいきなり天ぷら。自分の考える家の天ぷらのネタって、海老、烏賊、さつまいも、人参、玉葱、茄子かな。この日もそんなネタ達がこれでもかって位にテーブルに出てきて、お腹いっぱい食べました。自宅に帰ってから天ぷらしよっと。

2006年1月6日(金)「久しぶりの肉」
実家最後の夕食は焼肉でした。広島の有名な牧場の肉らしく、大変美味しかった。都内の某焼肉屋でいつも3皿くらい注文する「ねぎばか」を自分で作ったら旨かった。12月28日のすき焼き以来の肉でした。あ!12月29日にACCAで子羊は食べましたがあれは別格です。やっぱ焼肉って楽しい。

なんか寂しい鉄板だけど。。。

18連休も残すところ3日となりました。あと3日間は何を食べるのかなあ。食べることばかり考えている年末年始です。

過去最長のブログとなってしまいました。ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。


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コメント 3

dogwood

18連休で、しかもいろんなジャンルの食事をしていて、羨ましすぎです!
一番印象的なのは出汁から作ったというお雑煮です。かわいい。
by dogwood (2006-01-06 23:54) 

tsuna

ん~~なんとも美味しそうなものばかり!!!
いーですねー!!!

ちなみに、僕の実家では年越しそばは大晦日の晩御飯です。
普通の夕食の時間に食べます。そういうものだと思ってたけど
家によっていろいろなんですねー。
by tsuna (2006-01-07 14:15) 

UD

tsunaさん長い文章につき合って頂きありがとうございます。年越し蕎麦はやっぱり大晦日に食べるんですね!それが普通なんだろうなあ。
by UD (2006-01-11 11:36) 

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