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サッカーワールドカップ2006本戦出場に思う [スポーツ]

日本代表
サッカーワールドカップ本戦出場決定!
選手達に乾杯!日本に乾杯!

A代表を本気で応援し始めたのは12、3年前。ワールドカップアメリカ大会の予選からだ。そうあの「ドーハの悲劇」があった予選の頃。あの頃の選手といえば、ラモス、カズ、井原、柱谷、松永、都並、福田、竹田、高木、そしてスーパーサブだった中山。監督はオフト監督だった。中山以外は今や皆サッカー解説者として活躍している人たちばかり。あの頃は試合を見ていて胃が痛くなるほど緊張し、勝利すれば気分がよく、負ければ次の試合まで憂鬱になるような気持ちの入れようだった。ドーハでイラクの選手のヘディングがゴールに決まった瞬間は、本当に日本中の時間が止まったようだった。自分も本当に泣いた。

そしてフランス大会の予選は8年前。その頃の選手といえば、中田、城、名波、川口、井原、呂比須!、名良橋、カズ、北沢、そして野人岡野。監督が何回も替わった代表だった。加茂監督の前のファルカン監督を覚えている人はきっと少ない。加茂ジャパンと呼ばれ、予選突破確実と思っていたが、予選が始まるとチームの歯車が噛み合わず、結果も出ず、予選途中に監督交代という事態にまで進展した。代わった監督はあの有名な岡田監督。岡田監督になっても歯車が噛み合わず、サポータが選手の車に生卵を投げつけるなんて事件まであった。日本中がサッカーのことばかり考えていた時代だった。でもみんな真剣だった。アジア代表3位決定戦のジョホールバルの戦いで、マレーシアなのにスタンドがJapan Blueに染まり、そして国家斉唱でサポータ全員が立ち上がって大声で君が代を歌ったとき、全身に電流が走ったのをよく覚えている。日本が一つになったようだった。岡野選手がゴールを決めた瞬間、夜中なのに腹の底から声を出して叫んだ。

それから5年経った後、日本・韓国共催のワールドカップには予選無しで出場した。ワールドカップ本戦初勝利には本当に感動した。でも8年前ほどの歓喜ではなかった。

そしてさらに3年経った今日、日本が予選を勝ち抜いて本戦出場を果たした。嬉しかったけど、大声で叫ぶほどの歓喜ではなかった。

試合終了後3時間ほどなぜ感動しないのか考えている。歳をとったのか?(笑)
どうもそうではないらしい。日本が明らかに強く、上手くなっているのだ。
昔は選手がトラップするたびにヒヤヒヤしたものだ。そう、簡単に言えば中田以外は下手だった。それが今はほとんどの選手のトラップやパスを安心して見ていられる。試合から目を離しても全く心配がない。変な言い方だが、僕が親で日本代表が子供なら、僕は子離れしたに違いない。

でも、子供が大学に入学したり、会社に入ってからも親は子供のことが心配なもの。アジアでは立派な大人になった日本代表も、ワールドカップ本戦に出れば、まだまだ経験の浅い若者だから親は心配だ。でもそんな子供が自分の力を発揮して、立派な成功をおさめたときには、子離れしたつもりの親も大声を上げて喜ぶに違いない。

日本が来年、ワールドカップ予選を突破し、決勝トーナメントでブラジル、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、アルゼンチン、イングランドといった強豪と対等に戦って勝ったときは、絶対に大声で叫ぶと思う。その時を待っている。


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