フェデラー選手のすごさ [テニス]
2005年6月5日、テニスの全仏オープンが終了しました。女子はエナン選手(Justine Henin-Hardenne)、男子はナダル選手(Rafael Nadal)が優勝しました。
ナダル選手のコートカバーリングは一体何なんでしょう？クレーコートとはいえ、年々スピードアップする男子トッププロのショットをあそこまで拾い、しかもコートから遙か離れた位置からストロークエースを奪う。これまでの常識を越えたコートカバーリングに感嘆の声を上げずにはいられませんでした。そしてあの野獣のようなプレーぶりと裏腹に、対戦相手や審判そして観客に対しても敬意をもって接する態度は、19歳になりたての若者とは思えず、テニス界の明るい未来を見るようでした。
しかし自分が取り上げたいのは、そのナダル選手に準決勝で敗れたロジャー・フェデラー選手（Roger Federer)です。言わずと知れた現在の世界No.1選手。2003年にウインブルドンで優勝した時の衝撃は今も忘れません。10年に数人すごい選手が現れる男子テニスですが、サンプラス、アガシ以来やっとそんな選手が現れた、という感じがしました。そのフェデラー選手のプレーを今回の全仏オープンで久々に見たのですが、やはりスゴイの一言。
フェデラーはオールラウンドプレーヤーとして一時代を築いたサンプラスと比較されることが多いようですが、ストロークなどは明らかにサンプラスの上を行っているのではないでしょうか？僕が特にすごいと思うのは、プレー中に全身がリラックスしていることです。あれだけのスイングスピードでボールをヒットしているのに、常に力みの無い体の使い方は、まさにテニスの理想型、いやスポーツの理想型ではないでしょうか。どんなスポーツでも体をリラックスさせたときに最大限の力を発揮できることは常識ですが、一流のスポーツ選手でもなかなか実現できていないと思います。フェデラー選手はそれを成し遂げてしまった偉大なアスリートの一人なのでしょう。
最近腰を痛めてしまった自分ですが、是非ともリラックスした体の使い方を覚えて、最小限の力で最高のショットを打つ技術を手に入れたいものです。その技術を手に入れれば、70歳現役テニスプレーヤの夢も叶うはず！
はじめまして、こんにちは。うっちーと申します。
私もテニスは結構好きで、ウインブルドンは深夜に目をこすりこすり見ていました。フェデラー選手はやはりすごかったです！サンプラスやアガシの時代も見ていましたが、私もUDさんと全く同感です。ストロークはフェデラーの方が優っていると思います。ベースラインプレイヤーとの試合でも苦にせずに打ち合えるのがすごい。本当に素晴らしいプレーヤーですね。だから毎年寝不足になってしまうのですが…(^^ゞ
by うっちー (2005-07-14 11:12)