ルードヴィヒとライオネル [音楽]
2008年11月21日
今日は昼から雪が降り始めました。13:50だというのに気温は1度。本格的な冬の訪れです。
そんな日の夜、楽しみにしていたコンサートに行って来ました。それは。。。
コペンハーゲンの新オペラ座Operanでの交響曲コンサートです。今日の曲目はブルックナーなど3曲ありましたが、自分的な目玉はベートーベンの交響曲第7番。ウォークマンに入れてジムで走りながら聞いているし、車でもよくかけるので、最初から最後まで口ずさめる唯一の交響曲です。そんな親しみ深い曲ですから、始まってから終わるまでの40分間、体全体で楽しみました。席の配置の関係で若干後ろ目に座っていた妻曰く、「ノリノリ」だったそうです。きっとそうだったと思います。体も足も動いていただろうし、メロディも口ずさんでいたはずですから。生オーケストラの音と音圧と響き、演奏者や指揮者の動き、リズム、雰囲気、すべてを心から楽しめました。最高の金曜の夜となりました。
コンサートが終わり、聞き終わったばかりの交響曲の主旋律を口ずさみながらオペラ座を出ると、雪がうっすら積もり始めていて、気温も相当低め。これはバスなどは待てないと、オペラ座前にいたタクシーに乗り込みました。早速スピードメータ付近の温度表示をのぞき込むとなんとマイナス2度。それは寒いですね。。。
頭の中には先ほど聞いたばかりの交響曲第7番第1楽章の旋律が流れています。ところが。。。
タクシーの中で突如として、ライオネル・リッチーの"Say you, say me"が大音量でかかりはじめたのです。そしてなぜかフランス語訛りの英語の運ちゃんが、「この曲知っている?」と。思わず「ライオネル・リッチーでしょ?」と言ってしまった僕がいけない。「そうか知っているか。自分は恋をしているんだ(誰に?)。一緒に歌おう!」と言って、元もと大音量だった音とさらに大きくして、大声で'Say you, say me..."と歌いながら我が家へと走り始めたのでした。
80年代後半に青春時代を過ごした自分がライオネル・リッチーを知らないわけはなく、思わず一緒に歌っていました。日本が居酒屋タクシーなら、デンマークはカラオケタクシー。
運ちゃんが気持ちよく2曲目の"Hello"を歌い始めちゃったものだから、危うく曲がる場所を言い損ねそうになったけれど、そこは頑張って道を指示。身勝手な運ちゃんかと思いきや、実は単に陽気で人生を楽しんでいる運ちゃんだった。道を指示したら、ノリノリで快く指示通りに運転。
家の前について、「今年は寒くなりそうだね」「よい週末を」なんて挨拶をして、さようなら。
気づくと自分の頭の中は、いつのまにか、ルードヴィヒの交響曲第7番から、ライオネルの"Say you, say me"に変わっていたのであった。
今年の冬は楽しい冬になりそうな予感。。。
そして家の外は雪が降り積もり始めています。明日の朝が楽しみ。
コンサートはいいですよね。私も大所帯のブラバン出身、これまた大所帯のビッグバンド育ちなので、オーケストラとか大きな音に包まれるとノリノリですw知っている、好きな曲だと尚更。
ちなみに私は今ヘンデルのメサイアです。そんな季節ですよ…もう。
楽しい冬にしましょー!
by kanahei (2008-11-22 18:11)
kanaheiさんブラバン出身でしたか。自分はピアノもバイオリンもかじった程度なので、楽器演奏できる人にあこがれます。
by UD (2008-11-24 06:12)